論文のバージョン
論文のバージョンGoogle Scholarの検索結果には、学術出版社や学会が提供する論文だけではなく、ウェブ上で閲覧できる学術情報も含まれているため、同一論文に複数のバージョンが提供されていることがあります。
同一の論文に見えても、複数あるバージョンの中には、以下のようなものが含まれている可能性があります。
- 最新情報ではないかもしれない
- 準備段階の情報かもしれない
- 不完全な情報かもしれない
そのため、
レポートや研究論文に引用する場合は、学術出版社や学会などが公開している正規のバージョンの論文を利用する必要があります。
参考例例えば下記の論文には、全部で12のバージョンあります。
リンクの「全12バージョン」をクリックすると、論文情報が表示されます。
一番上に表示された論文は、ACM(アメリカのコンピュータサイエンスの学会)が提供しています。これが正規のバージョンです。
未来大学ではACMの電子ジャーナルを購読しているので、PDFを利用できます。
それ以降の情報は、リポジトリやコミュニティサイト等が公開したものです。それらの中にもPDFを利用できるものが含まれますが、参考文献として引用することはできません。
論文やレポートで引用する場合は、必ず正規のバージョンのPDFを参照しましょう。最終更新日:2022年4月28日