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論文検索の使い方

 

1.「論文検索」ツールとは?

未来大学が契約しているデータベース、電子ジャーナル、電子書籍に加えて、世界中の様々な学術情報を一括で検索し、論文本文(フルテキスト)へのリンクを提供するツールです。どんなデータベースで論文を検索したらよいか分からない、まずは分野を問わず広く調べたい、そのようなときに便利です。


1-1.初心者向けと上級者向け

「論文検索」には、初心者向けと上級者向けがあり、それぞれ次のような特徴があります。目的や習熟度に応じて使い分けてください。

初心者向け「論文検索」上級者向け「EBSCO論文検索」
検索対象範囲未来大学が契約しているデータベース、電子ジャーナル、電子書籍、国内外の基本的な学術データベースなど未来大学が契約しているデータベース、電子ジャーナル、電子書籍、世界中の学術データベースなど
絞り込み検索1つの項目で絞り込む複数の項目を指定して絞り込むことができる。論文本文(フルテキスト)の有無などの指定も可能。
デフォルトの言語日本語英語

1-2.「論文検索」を使う前に

「論文検索」のようなツールは、Discovery Serviceと呼ばれています。世界中で日々公開されている有用な学術情報だけを一括して検索するために開発されましたが、未だ完全ではありません。キーワードによっては膨大な検索結果が表示されてしまう、うまく絞り込みができないと目的の論文を見つけられない場合もあります。対象を限定せず、幅広く論文を検索したいときには便利なツールですが、利用するデータベースが決まっている、特定の出版社の電子ジャーナルを検索したいなど、探したいものが具体的で明確な場合は、それぞれのデータベースや電子ジャーナルで検索する方が有効です。

2.「論文検索」へのアクセス

「論文検索」はインターネット上に公開しています。情報ライブラリーのウェブサイトのメニューバーにある「検索」が入り口です。

「論文検索」で検索できるもの

情報ライブラリーが契約するデータベース、電子ジャーナル、その他学術データベースに掲載されている個々の論文、電子書籍

「論文検索」で検索できないもの

情報ライブラリーが所蔵する紙の本や雑誌、博士論文、DVDなどの映像資料、貴重書、電子ジャーナル誌名

3.論文検索

3-1.基本的な検索方法

検索窓の上にタブが2つあります。論文を検索するときは「論文検索」タブに切り換えます。検索窓に読みたい論文やテーマに関するキーワードを複数入れて、検索ボタンを押します。

3-2.検索結果

・検索結果は、キーワードの関連度順で表示されます。
 (上級者向けでは、日付け順に並べ替えることが可能)
・絞り込み検索で項目を指定して、検索結果を絞り込むことができます。
 絞り込める項目は1つのみです。(上級者向けでは、複数の項目を指定することが可能)
・論文名をクリックすると、詳細画面が開きます。詳細画面では、論文情報を保存、引用、
 共有することができます。
・検索結果一覧と詳細画面に表示される各種アイコンは、本文(フルテキスト)を入手する
 ためのリンクです。

検索結果に表示される主なアイコンの種類と意味

種類意味
(データベース名)オンラインで本文(フルテキスト)を利用できます。
※一部のデータベースは論文情報にリンクします。
オンラインで本文(フルテキスト)を利用できます。
オンラインで本文(フルテキスト)を利用できない可能性が高いです。
リンク先に表示される「Additional options /全文がない場合の入手方法」を確認しましょう。

4. EBSCO論文検索(上級者向け)

4-1. 基本的な検索

上級者向けは「EBSCO論文検索(上級者向け)」が検索の入口です。初心者向けとの主な違いは、英語論文の検索対象が広く、検索結果も多いことです。そのため「絞り込み検索」機能を活用することがポイントです。出版年、論文本文(フルテキスト)の有無、査読の有無など複数の項目を指定して絞り込むことができます。
「EBSCO論文検索(上級者向け)」は、デフォルトでは英語表記となっていますが、Languageで日本語表記に切り替えることができます。

4-2. 詳細検索

詳細検索は、条件(著者、タイトルなど)を細かく指定したり、複数の条件を組み合わせて検索できます。

4-3. 検索オプション

検索前に各種条件(本文や査読の有無、出版年、言語など)を指定することで、検索結果をあらかじめ絞り込むことができます。

5. 検索のコツ(共通)

キーワードで検索するとき

複数のキーワードで検索しましょう。「論文検索」の検索対象範囲は広いので、1つのキーワードだけで検索してしまうと、検索結果は膨大となり、無関係なものまで表示されてしまいます。

著者名で検索するとき

著者名で調べるときは、姓と名の間にスペース(空白)を入れて、さらに“”(二重引用符)でくくります。
例)“片桐 恭弘”、“松原 仁”、“Michael Vallance”、“Andrew Johnson”

英語で検索するとき

英語の場合は、フレーズ検索が有効です。
フレーズ検索の指定方法は、語句を“”(二重引用符)でくくります。そうすることによって、複数の語句の並び順を指定して検索することができます。
例)“artificial intelligence”、“operating system”、“world wide web”
また、英語のin、and、the、a などは入力しても検索対象にはなりません。

検索キーワードの重要性

論文検索をするうえで重要なのは「検索キーワード」です。思いつくキーワードだけで検索をしていても、膨大な論文の中から必要な論文を見つけ出すのは大変です。日頃から様々なデータベースで検索を繰り返しながら、検索結果に目を通してキーワードを収集しましょう。的確なキーワードで論文検索をすることが、研究に必要な資料を入手する近道です。

6.便利な機能:My EBSCOhost

個人アカウントを作成し、My EBSCOhostにサインインすることで、様々な機能を利用できます。

6-1.検索履歴の保存

検索の履歴を保存できます。(サインインしなくても保存はできますが、その場合、一時的な保存となり、画面を閉じると保存した内容は削除されます。)

6-2.Share folder

My EBSCOhostに保存した情報を、複数のアカウント間で共有することができます。共有したいフォルダを持つユーザーが、他ユーザーを招待することで、フォルダ内に保存されている情報を共有します。

6-3.アラートの設定

特定の雑誌に新しい情報が追加されたときや保存している検索履歴に対して、新しい情報が追加されたときにメールで通知を受け取ることができます。

アカウントの作成方法や各種機能設定方法については、My EBSCOhostご利用マニュアル(PDF)をご覧ください。

7.その他覚えておくと便利なこと

7-1.学外から「論文検索」を利用する

未来大学で契約しているデータベースや電子ジャーナルは、学内からのアクセスが基本です。そのため、これらを検索対象としている「論文検索」を学外から利用すると、検索結果が十分に表示されません。学外から「論文検索」を利用したい場合は、「学認(GakuNin)」という認証システムでログインしてからご利用ください。ただし、学外からの論文本文(フルテキスト)の利用の可否については、データベースや電子ジャーナルの提供元や出版社の方針により異なります。「学認(GakuNin)」に対応している場合は、同様にログインすれば利用可能ですが、対応していないデータベースや電子ジャーナルの利用は、学内からアクセスする場合に限ります。
「学認(GakuNin)」の利用方法は、学外からのアクセス(学認)をご覧ください。

7-2.Publication Finder(電子ジャーナル誌名・電子書籍書名の検索)

Publication Finder(パブリケーション ファインダー)は、未来大学で利用できる電子ジャーナルや電子書籍を検索するツールです。タイトル、キーワード、ISSNなどで検索すると、該当する電子ジャーナル誌名や電子書籍書名、本文へのリンク、利用可能な年月が表示されます。