著作権とは、著作物(論文、小説、美術、映画、音楽、コンピュータプログラムなどの創作物)の権利を守るための法律です。他人が創作した著作物を利用するときは、著作者の許可を得る必要がありますが、学習・研究においては、限られた範囲や一定のルールの下で、著作者の許可を得なくても利用することができます。
他人の著作物を著作権の範囲を超えて勝手に利用することは、法律違反であり、犯罪行為です。著作権を正しく理解し、ルールに従って適切に対応できるようになりましょう。
もっと詳しく:著作権法
先人の研究(論文)を利用しないで、レポートや論文を書くことはできません。論文は著作物ですが、著作権法第32条により、ルールに従って適切に引用をすることでレポートや論文に利用することができます。
引用する場合は、出典を明らかにする、正確に引用するなどのルールがあります。
引用のスタイルは分野や学会により異なります。どの引用スタイルを用いるのかについては、指導教員に確認しましょう。
もっと詳しく:「引用」に関する解説
情報ライブラリーの蔵書はすべてが著作物です。著作物は著作権によって保護されていますが、著作権法第31条により、限られた範囲であれば、著作者の許可なくコピーすることができます。
コピーできる範囲
・コピーできるのは1人1部のみ
・雑誌や新聞など逐次刊行物の場合、最新号はコピー不可
・本の場合は、全体の半分のページ以下であればコピー可(一冊丸ごとのコピーは不可)
もっと詳しく:「著作権と図書館」に関する解説
著作権法第35条により、授業やゼミで他人の著作物を利用したい場合、一定のルールの下であれば、著作者の許可を得なくても利用することができます。
もっと詳しく:「学校教育と著作権」に関する解説
最終更新日:2021年10月25日
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